【はじめに】
これまでに測量や登記をご依頼をされたことがある方でしたら、完了まで時間がかかるもんだなぁ、と思った方は多いのではないでしょうか。
私も作業のお話をいただいて打ち合わせをする際に、ある程度の作業時期をお伝えすると「そんなにかかるの?」とお客様から言われる事がままあります。
今回はどうして作業に時間がかかるのかの概要をお話させていただきます。

【作業の期間について】
登記や測量の依頼をしたことのある方、する予定の方から見て土地家屋調査士の作業のイメージとはどういったものでしょう?
土地の関する測量や登記に関しては―――――現場作業で1~2日くらいやって、しばらく時間が空いてから「書類に署名捺印してください」と言ってきて、そうこうするうちに数枚の図面や書類を持ってきて作業完了、それで数か月掛かった―――――そんな感じでしょうか。
大工さんや土木作業員の方などと違って、仕事をしている様子や作られていくものが逐一確認できるものではありませんから、作業期間に関する疑問が出てくることもあるでしょうし、ひいては報酬額についての疑問にも発展するかもしれません。
時間がかかっている(と思われたり感じたりする)理由ですが、当然様々な理由があります。ここでは、私が代表的な理由と思うものを3点ほどあげさせていただきます。
1点目は複数の依頼を掛け持ちしているから、です。
この点については依頼人の方の責も非もありませんので、こちらとしてはご容赦いただくしかありません。忙しいときは10件以上の依頼を同時進行でこなしていることもあります。
後述する3点目の理由などで空き時間が発生しますので、スタッフをの配置や業務の効率化などでなるべく遅滞の無いよう努力していますが、影響をゼロにはできませんので、依頼人の方の事情と折り合いがつかない場合は受託に至らないこともあります。
2点目は現場以外で仕事をしているから、です。
現代では測量機器やコンピューターが発達し測量や登記の成果には相応の正確性が求められ、それを実現するための規則がたくさんあります
業務の内容にもよりますが現場作業は情報収集の場であり、収集した情報をもとにコンピューターで検討・計算したり図書を作成することに多くの時間を割いています。
私の主観ですが時間配分としては現場3、現場以外7くらいの割合ではないでしょうか。
そういった訳で、見えないところで仕事しているんだな、とご理解いただければと思います。
3点目は外部環境の影響によるものです。
登記申請の場合、申請後は法務局の作業となり、完了するのに1週間程度かかります。
関係人の方へ何かお願いする場合、例えば境界の立会の依頼など、その場ですぐ立ち合いとはなりません。お仕事をしている方は休みの日しか立会できない事が普通ですし、相手の方が手持ちの資料の確認をする期間も必要になるでしょう。そういったことに対する日程調整を行っていくと、立会の場合最短でも1週間後くらいになるでしょうし、遠方に在住の場合は往復の郵送期間などもあってさらに時間がかかるでしょう。
そうなると、あっという間に1、2カ月くらいは過ぎてしまします。
その間、その業務に関しては「待ち」となってすることが有りませんので1点目の理由で述べたように他の業務を行ったりしています。
なお、建物の登記や測量の場合は隣地土地所有者が関係人となることはほぼ有りませんから、ロスする時間は少ないです。
【最後に】
作業時間が思ったよりもかかる理由について、概要の説明は以上といたします。
次回以降、個別の業務の説明の中で詳細を書かせていただくこともあると思います。
ご依頼を検討する中でこのページをご覧になられた方は、できるだけ時間に余裕をもってお声がけいただければと思います。
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